里山で学ぼう!自然を守ろう!【2022年1月29日実施 / 八王子滝山里山保全地域 / 植生管理 / 竹の伐採 / 下草刈り / 里山 / 保全活動 / 東京 / ボランティア】
本日は、緑地保全ボランティア経験者が対象の「中級者プログラム」の開催です!
今回の活動場所は田んぼや雑木林、竹林など色々な自然環境を有する八王子滝山里山保全地域です。活動を通して身近な緑地について学んでいきましょう!
今回の活動は主に竹林の伐採と雑木林の下草刈りです。
まずは竹の伐採について。
この地域は平成25年に保全地域に指定されましたが、その当時は竹林が、うっそうとしていました。放置された竹が、元々は畑や果樹園として使われていた場所まで広がってしまったそうです。
竹の種類は真竹(マダケ)。
以前は建材として使用したり、タケノコなどを収穫したり生活に活用されていました。
安全のためヘルメットを装着し、ノコギリと剪定バサミを使って成長が悪い竹や、曲がった竹を間引く作業を行います。この作業を行うことで、春には良い竹が収穫できるようになります。
最初にリーダーから作業の説明を聞きました。竹は枝の多い先端部分と幹の部分に切り分けて、幹に残った枝も丁寧に切り取っていきます。
また、竹は切り残しがあると、つまずいたりして危険なため、根本もしっかり切り取りました!
切り出した竹は、後で利用しやすいよう枝と幹に分け集積しました。
一部はチップにして活用するそうです。
みなさんの協力でたくさん切ることができ、明るく見通しも良い竹林になりました!
次は竹林から雑木林に移動し、下草(シノダケ)を刈ります。
作業前、壁のようにシノダケがそびえたっていました。リーダーから「今日はこの壁をなくすのが目標!」と宣言があり、みんなが横並びになって一斉に刈り取り作業に取り掛かります。
さすが中級者!
どんどんシノダケの「壁」がなくなり、林床に光が差し込んでいきます!
本日の目標だったシノダケの壁、撤去完了!みなさんのご尽力のおかげです!
八王子滝山里山保全地域は保全活動開始から10年が経ち、環境が改善されました。これからは里山としての環境サイクルを1年ごとに回していくことが重要になっていきます。
最後は今日使った道具の手入れ。
ノコギリの刃に残ったごみや汚れをブラシで落とします。
以上で本日の「里山へGO!」は終了です!寒い中、ご参加いただきありがとうございました!また里山の様子を見に来てくださいね♪
今回、ご指導いただいた団体、NPO法人自然環境アカデミーの活動もチェックしてみてくださいね!
詳細はホームページをご覧ください⇒http://www.shizen-academy.org/index.html