みんなで明るい森を育てよう!【2021年12月5日実施 / 八王子大谷緑地保全地域 / 萌芽更新 / 草刈り / 間伐 / クリスマスリース / クラフト体験 / 緑のボランティア】
本日は、八王子市にある「八王子大谷緑地保全地域」で活動を行いました。コナラ、クヌギの落葉広葉樹を中心とした樹林が斜面地に広がっているのが特徴的な保全地域です。
今年は気温が一足遅く低くなりはじめたせいか、まだ紅葉した葉が赤黄と保全地域を彩っており、綺麗な落ち葉の絨毯が広がっていました!
今回のテーマは「みんなで明るい森を育てよう!」です。繁茂した笹や下草を刈り、里山本来の姿を取り戻す活動を行いました。
はじめに、八王子大谷緑地保全地域で保全活動を行うボランティア「八大緑遊会」のリーダーより、本日の活動内容等を説明して頂きました。昔、八王子大谷の樹々は炭やまき等に使用するため管理されていた場所でしたが、段々と炭やまきの使用が無くなり、管理の行き届かない状態になっていたそうです。現在は「八大緑遊会」の保全活動等により、里山の環境を保っているそうです!
地域の概要を伺った後は、活動前の準備運動を行います!よく準備して身体を伸ばしていきましょう♪
準備が出来たら、さっそく自然観察会へ出発です。この時期は花や生き物が見つけにくいですが、地域内の自然にまつわるお話をリーダーがいっぱい教えてくれました。
まず、八王子大谷緑地で計画的に行っている雑木林の管理方法のひとつ、「萌芽更新」について学びました!年月を経た樹木を伐採し、新たに切り株の周りから芽生えた芽(萌芽)を育てることで、雑木林の若返りを図っています。
また、萌芽更新の際に伐採された木は、シイタケのほだ木として活躍していました!
ここのシイタケは、冬を2回越したくらいが食べごろの大きさになるそうです♪(…意外と長いですね!)
次に、地域内で多く生育している、コナラ・クヌギの見分け方についても教えて頂きました!
見た目が似た葉っぱですが、左がコナラ・右がクヌギの葉です(^^♪コナラの葉は丸みがあり、付け根に向かって少し細くなるのが特徴的です!クヌギの葉は縦に長く、葉先の刺が長く伸びているように見えます。
自然観察を通じて地域に親しみを持てたところで、次は森の手入れを行います!
今回の活動は、萌芽更新を行うエリアの下草刈りです!道具の安全な使い方について説明を受けた後、繁茂したササ等の雑草を刈り取っていきましょう♪
下草を刈ることで、日が差し込むようになり、樹木が育ちやすい環境となります。春夏頃には希少な植物も芽生えやすくなるそうです。暖かい季節になるのが楽しみですね♪
後半は、「樹木の間伐を行う班」と「クリスマスリースをつくる班」に分かれて活動しました!
まず、間伐の班から見ていきましょう!
安全な伐採を行うため、伐倒する前、重心をよく見定めつつ、周囲によく声かけをしながら作業を進めて行きましょう!
今回は参加者で順番にノコギリを入れました!狙い通りの方向に倒せるように、切り口と倒す方向を交互に確認していきました。
木を切り倒した後は、集積しやすいように、枝を払い、玉切りをしました!木を倒す作業は迫力があり、普段では得られない達成感がありますよ♪
続いて、リースづくりの班の様子です♪
地域で取れたどんぐりや木の実など、里山の恵みを使って飾り付けをする「リース作り」は大好評でした!
色鮮やかな木の実を並べて、とても夢中になって作業に取り組んでいる様子が見られました。
最後に、完成したみなさんの作品を紹介しちゃいます!どれも素敵なリースですね☆彡
今年度、最後になります「里山へGO!」へご参加いただき誠にありがとうございました。
また来年も保全地域でお待ちしております!よろしくお願いいたします!