里山づくり、プロへの第一歩!ー中級者プログラムー【2021年11月20日実施 / 海道緑地保全地域 / 萌芽更新 / 森づくり / 緑地 / 保全活動 / 藪刈り / 東京 / ボランティア】
本日は、緑地保全ボランティア経験者が対象の「中級者プログラム」の開催です!
活動場所は、武蔵村山市の市街地に隣接している平地林で、様々な草花を見ることができる海道緑地保全地域です。天気は快晴♪頭と体をフルに使って、健康な森づくりについて学んでいきましょう!
最初に、緑地保全の方法のひとつでもある萌芽更新について、学びました!
萌芽更新とは、樹木を切り倒し、残された切り株から出た新しい芽を育てることによって樹木を世代交代させ、林を若返らせる取組みです。
樹木が年齢を重ねて大木化すると、太陽光が林床に入らなくなり、光を必要とする小さな草花やそれらに集まる小動物が衰退してしまいます。また、病気にかかりやすくなったり、強風で倒れやすかったりと危険も高まる為、15~25年位のサイクルで伐採し若返らせることは、安全かつ様々な動植物が生息できる環境へと繋がります!
海道緑地保全地域では、萌芽更新を計画的に行い、光が差し込み、風が通る雑木林を目指しているそうです♪
解説の後は、実際に、萌芽更新を行っている場所へレッツゴー!
まずは、20年前に萌芽更新したエリアを観察しました!切り株から生えた萌芽枝と、林に落ちていたどんぐりから芽生えた実生の木が育ち、程よく日の光が差し込む明るい雑木林となっております。この位が一番良い環境とのこと。この環境を維持するためには、草刈りや間伐などの手入れがとても大切で、定期的に行っていると教えてくれました!
ちなみに、手入れをしないと、写真のような状態になってしまいます。低木や常緑樹がはびこって、光が入らない暗い藪に…。
続いて、25年前に萌芽更新したエリアを観察しました。20年前のエリアと比べて全体的に木が太くなっているのが分かります。日の光の入り方も違いますね!たった5年の違いでも、こんなに変化するんですね。この位で萌芽更新するのがベストだそうです!
頭を使った後は、保全活動です!
今回、作業するこのエリアも4年前に一度樹木を伐採した場所で、昨年の体験プログラムでも藪刈りしたエリアです!
昨年の様子⇒里山でレベルアップ!~第3回中級者プログラム~【2020年11月14日実施】
日当たりが良すぎる事もあり、1年足らずで雑草や低木が相当元気に育っています。
この状態だと、切り株から出た芽も育たちません…。繁茂している雑草やら低木やらを一度全て刈り取りましょう!
コロナ対策も兼ねて、みんなで一列に並び間隔を空けてスタート!
さすがは中級者!細い木から太い木までスピーディかつ丁寧に処理しています!
どんどん藪が刈られ、埋もれていた切り株も姿を現しました!
作業の途中で、隠れていた、キノコや虫たちにも出会えました(^^)/
短い時間でしたが、さすがは中級者!200㎡程度の藪を刈ることが出来ました!
ここまで綺麗になると達成感がありますね~!
本日は、「中級者向けプログラム」@海道緑地保全地域に、ご参加頂きありがとうございました。今回、ご指導いただいた団体、NPO法人 樹木・環境ネットワークの定例活動へも是非ともご参加ください♪