東京の里山で秋の竹刈り体験! 【2021年10月24日実施 / 多摩東寺方緑地保全地域 / 竹刈り / 竹クラフト / 自然観察 / 東京 / ボランティア】
本日は、京王線聖蹟桜ヶ丘駅からバスと徒歩で約15分、多摩市北部に位置する多摩東寺方緑地保全地域での活動です。天気は晴!!遠くに富士山を望みつつ活動スタートです♪
まずは、自然観察からスタート!緑地保全地域について説明を受けながら奥へと進みます。
進んだ先には美しい竹林が♪すっと空に伸びる竹は美しいですね。青空と竹の青さのコントラストに目を惹かれて上にばかり気をとられていましたが、ふと見ると講師の方が地面を掘っています。手元をのぞいてみると…なんとカニが!「すわ、今日は蟹の味噌汁か!」と小躍りしましたが、説明を聞くと「カニノツメ」という名前のキノコだそうで。ちょっとがっかりしましたが、カニノツメがこれほど多く東寺方緑地保全地域で見られるのは初めてとのことで、珍しいものを見られてラッキーでした♪(因みに食べられないそうなので、見つけても食べないようにしましょう。)
ひとしきり竹林散歩を堪能した後は、お待ちかねの竹刈りスタートです!
竹は昔、竹籠・建材・花器・楽器・武道具等、日常生活に欠かせない様々な物の材料として重宝されていました。しかし、近代化に伴い使用されなくなると竹の繁殖力が仇となり、少し放っておくと広葉樹林を侵食し山の生態系を破壊してしまいます。
それらを防ぎつつ、美しい景観を保つために頑張って作業しましょう!
竹にのこぎりを入れていくと、途中で「パキッ」という音がします。それが倒れる合図です!倒れる前は倒れる方向に人がいないかよく確認し、声がけをしながら行います。
切る時も、周りの人は刃が入りやすいように竹を押すなど、協力が大事ですね♪
途中、切った竹が周りの竹に引っかかってしまいました。そこで活躍するのがロープです!倒したい方向を慎重に見定めながら講師の方がロープを張り巡らせていきます。
大人も子供もかけ声に合わせてロープを力いっぱい引きます。すると、ざわざわ音を立てながら竹が倒れてゆき、無事狙った方向に横倒しになりました。お見事!
竹を倒したら枝払いをしていきます。刃を入れる方向を考えながらなので、最初は時間がかかりますが、慣れてくるとみなさんリズミカルに枝打ちをしていました!
枝払いされた竹の長さを切りそろえた後、指定の箇所に運びます。綺麗なものはクラフトで使用します。
休憩をとった後、自分で切り出した竹を使用してクラフト体験です!見本には、ススキが活けてありました。風情がありますね♪
ブンブンゴマをマスターしたり、入れ物の作り方を教えてもらったり…みなさんとても楽しそうでした♪完成品を抱えてパシャリ☆
クラフト体験で盛り上がる傍ら、大人組は引き続き竹伐採に勤しんでいました。ロープワークを教えていただいたりとちょっと踏み込んだ内容で、大人ならではの体験ですね♪
かさ張る枝も全身を使って縛っていくと…こんなに小さくなるんです!
粛々と作業を進める大人組を感心して見守っていましたが、途中から不思議な盛り上がりを見せ始めました。どうやらぐい吞みを作成する模様。みなさん今日一番の真剣な眼差しで竹を選んでいます!それにしてもぐい吞みとは…大人ならではのチョイスに乾杯☆
皆さんのおかげで、竹林もすっきりと綺麗になりました!ありがとうございました。またのご参加をお待ちしております!!