青梅の夏!間伐で森を育てよう!【2019年8月10日実施 / 青梅上成木森林環境保全地域 / 間伐 / ベンチづくり / 遊歩道整備 / 里山や生きものの話 / 川の生きもの観察 / クラフト体験 / 東京 / ボランティア】
本日は、青梅市の北西部にある森林、「青梅上成木森林環境保全地域」での活動です。本日の里山へGO!では、間伐したヒノキを利用したベンチづくりや、川の生きもの観察など、親子で楽しめる企画をご用意しました!天気はあいにくの曇り空ですが、1日安全に楽しく活動していきましょう♪
本日の活動場所は山の上になりますので、まずは登山からスタート!!なかなかの急斜面ですが、頑張りましょう~!
段々と上に登ってひと息つくと、涼しい気持ちの良い風が吹いてきました!山の上は、下と比べると4度くらい気温が低くなるそうです。天然のクーラー♪これぞ!!夏山の醍醐味ですね。
途中にある広場で休憩を取りつつ、リーダーから森や地域内の山にいる生き物のお話しを聞きました。良好な森林を育てるには、間伐など人が手を加え管理することがとても大切であること、そして健全な森を維持することは様々な動植物が暮らせる環境になることを教えてもらいました。
リーダーが森に暮らす本物の鹿の角を持って来て、触らせてくれました!!立派な角を実際に手に持ってご満悦♪
お話しの後は、ヘルメット・ノコギリ等道具を装着&活動で使う道具を持って、もうひとふんばり山登りです。頑張りましょう!
活動場所へ到着した後は、リーダーたちによる間伐デモンストレーションです!太いヒノキを実際にどう切り倒すのかを安全な場所から見学します。
太い木を倒す際は、倒す方向を誘導するため、木にロープをかけます。さすがプロ!!いとも簡単にロープがシュルシュルっと上がりました!
ロープかけが終わったら、いよいよ木にノコギリを入れます。ギコギコと木を切る良い音がしました。
ある程度切れ込みが入ったら、倒したい方向にロープを力いっぱい引っ張ります。すると・・・ミシミシ、ギシギシ、ググググとドッシーン!!という音とともに、あっという間に木が横たわりました。木が倒れる様子は、大迫力!!!自然と拍手が沸き起こっていました。
倒したヒノキの切り株はこんな風になっています。年輪がしっかり見えますね!近くに寄ると、ヒノキの良い香りが漂っていました♪
お昼休憩中、子どもたちは切り倒したヒノキでアスレチック!何でも遊びにしちゃう天才ですね!!
午後の活動は、デモンストレーションで倒したヒノキを活用し、ベンチ作りに挑戦です。
ちょうど良い長さになった木の皮をみんなで協力してへらを使ってどんどんむいていきます!この時期のヒノキは水分を多く含んでいるので、スルッと簡単に気持ちよくむけます。これが快感で、みなさん短時間に何個もむいていました。
上手に皮むき出来ました!!新学期が始まったらお友達に自慢しちゃおう♪
皮むきした木をかすがいで止めていくと・・・。
立派なベンチの完成でーす!!手作り感が何とも良いですね。出来たてのベンチでさっそくゴロリン♪
ベンチが完成した記念に写真をパシャリ☆お疲れ様でした~。
続いて、遊歩道の整備にも挑戦しました。何もない登山道に階段を作り、歩きやすい道へと整える作業をします。あらかじめリーダーが用意してくれた間伐材で作った杭を、「かけや」という大きなハンマーを使って、力いっぱい地面に差し込みます。
「かけや」自体がとても重いので、かなりの重労働ですが、子どもたちも積極的にお手伝いしてくれました。
両端に杭を打ち込み横木を置いたら、1段完成です。
1段1段みんなで協力して作り上げ、今回の「里山へGO!」で、なんと100メートル近くもの立派な遊歩道が完成しました。みなさん重労働お疲れ様です。本当にありがとうございました。
プログラムの最後は、川で生き物観察かクラフト体験のどちらか好きな方を選択し活動しました。川の生き物観察では、サワガニやヘビトンボの幼虫など様々な生き物に出会えました。
見つけた生き物は、白いトレーや虫かごに入れ、最後にリーダーが名前や生態について分かりやすく解説してくれました!観察後は元気に育つよう、川に返してあげました。
クラフト体験では、ヒノキを使ってみなさん思い思いの作品をつくりました。
輪切りにしたヒノキを、さらに三角形に加工し、パズルを作った子もいました。
一定の太さにむいた皮を使ってカゴを編んでいる方も!!素晴らしい発想ですね!
以上で、本日の「里山へGO!」は、終了です!!
みなさまお疲れ様でした!また来年も来てくださいね♪