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活動レポートREPORT

多様な生きものが棲める里山をつくろう!―中級者プログラム―【2024年9月21日実施 / 八王子長房緑地保全地域 / 自然観察 / 下草刈り / ナラ枯れ / 植生管理 / ボランティア】

今回は、八王子長房緑地保全地域で緑地保全ボランティアの経験者向けに「中級者プログラム」を開催しました!

この地域は、八王子市の中央に位置し、コナラやクヌギを主体とした樹林地の中に竹林や希少な植物などの多様な環境が残っています。

1日の活動を通して、保全地域の管理方法や植物等について学んでいきましょう!

トンボ

まずは、開会式と準備体操です。体をほぐした後は、保全エリアの巡回に出発です。

中級者プログラムのため、緑地を維持していくための保全計画や保全方法について学びながら、地域内を案内して頂きました。

森の中で説明を聞く参加者

下の写真の右の方に映っているのは、ナラ枯れにより枯れてしまった樹木です。

ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシという小さな甲虫が媒介して、病原菌であるナラ菌を樹木へ運んでしまい、その菌が増殖することで、水を吸い上げる機能を阻害して樹木を枯死させてしまう伝染病です。

説明を聞く参加者

巡回中に、植物の説明や希少植物の保護についてもお話を聞きました!!

講師の方からの説明

花

巡回後は、コナラ・クヌギの幼木の育成を促進するため、

幼木を残しながら周辺の草を刈り取る、選択的草刈りを行いました。

雑木林

前述した「ナラ枯れ」の被害により、八王子長房緑地保全地域ではこの数年で

多くのコナラ等の樹木が枯れてしまいました。

将来にわたって雑木林を残していくためにも、次世代の幼木を育てていくことが重要であると講師から説明を受けました。

多くの草類に覆われているこの範囲の中で、誤って幼木を刈り取らないよう、慎重に作業していきます。

刈り取り作業

繁茂していた箇所を、短時間でこれだけ刈り取ることができました。

Before

草刈り前

After

草刈り後

草刈り後

刈り取った後の草は、熊手でかき集め、一気に集積場まで運びます。

こうした活動を通して林床をきれいにすることで、植物が芽を出しやすくなるため、定期的な林床整備はとても重要な作業になります。

最後はブルーシートを使って一気に集積場所まで運びました!

作業

以上で、本日の活動は終了です!

まだまだ暑さの残る中での活動でしたが、

ご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした☺

 

みなさんも普段の体験プログラムより一歩進んだ中級者プログラムで、豊かな自然環境を守る活動の意義を学んでみませんか?またのイベント参加をお待ちしています!

 

今回ご指導してくださった「城山手親林の会」の活動もぜひチェックしてみてください♪

詳細はこちら