市街地に残るアカマツと名木の森を守ろう!【2024年9月7日実施 / 清瀬松山緑地保全地域 / 自然観察 / 笹刈り / 除伐 / 落枝整理 / 東京 / ボランティア】
清瀬市南西部に位置する「清瀬松山緑地保全地域」で活動を行いました!
残暑が厳しい1日でしたが、暑さに負けず活動をして来ました!
ここからは、当日の様子です。
まずは、団体の方からこの緑地保全地域の歴史についてお話を聞きます。
ここが保全地域に指定される前は病院の庭園だったそうです。
そのため様々な樹木が多数共生している保全地域になっているとのこと。昔の話を聞くと、より一層保全地域への愛着が湧きますよね。
それでは、自然観察へ向かいます!
講師の解説を聞きながら、保全地域内に生息する動植物を観察します!
清瀬松山は、名前の通り松が多く生育する地域です。
自然観察で保全地域を散策していると、たくさんの松ぼっくりが落ちています。松ぼっくりは雨になるとかさを閉じ、晴れると開くそうです!
私たちが使う傘とは真逆で面白いですね!
散策を続けると、ひときわ目をひく大きな木がありました!
なんと、清瀬の名木・巨木百選にも載っているヒマラヤスギです。
樹高は30メートル!高層ビル10階分の高さに相当するそうです!!
名前に「スギ」とついていますが、実はマツの仲間。松の山を彩る木の1つですね♪
足元に目を向けると、ルリタテハという小さな蝶に出会いました。
羽の表側は美しい瑠璃色に白い帯が入っており、これが名前の由来になっているそうです!かわいいですね。
反対に羽の裏側は、枯れ葉のような模様(保護色)になっており、意外と見つけにくい蝶です。
自然観察の次は、森の手入れを行います。
笹刈り・樹木の伐採・落枝整理の3チームに分かれて活動します。
まずは、笹刈りチームから。
笹刈りは刈込ばさみを使って、繁茂してしまったアズマネザサを刈っていきます。
みんなで力を合わせて、どんどん刈っていきます!!
笹刈りを行うことで林床に光があたり、眠っていた草花の種が成長します。
ちなみに、土や枯葉に埋まった種は埋土種子と呼び、長いものは20年以上も土の中で生き続けます。
そのため、定期的に草刈りをして林床を綺麗にするのは大切な活動なのです。
次は、樹木の伐採チームです。
きれいな林を保つため、不要な細い木を切りました。
細い木でも切れた時の達成感は格別です!
ミシミシッという音とともに倒れていく木は、体験した人にしかわからない快感です。
伐採した木は運びやすい長さに切っていきます。
最後は、落枝整理チームです。こちらは落ちている枯れ枝や折れ枝を集めていきます。
長い枝から細い枝まで大小さまざまな枝が落ちていました。
伐採チーム・落枝整理チーム合わせて荷車3台分も、切った木や枝が集まりました。拍手!
以上で本日の活動は終了です。
まだまだ暑い陽差しの中での活動でしたが、ご参加いただいたみなさま、お疲れ様でした。またのご参加をお待ちしております!
みなさん市街地に残る自然を堪能していただけましたでしょうか。
まだまだ見たい!知りたい!という方は是非、今回ご指導いただいた保全活動団体「清瀬の自然を守る会」もチェックしてみてくださいね♪