里山活動では、多様な生きものが共存できる環境を保つための森の手入れや、田植えや稲刈りなど田んぼの活動、里山の環境の理解を深める自然観察やクラフト体験などに参加できます。
木を切るのは自然破壊じゃないの? いいえ、違います。実は、放置された森は木の密度が高まった結果、日光が入らず、暗くて元気がない森になってしまうのです。
必要な木と不要な木を選別して伐採することで、適度に日が入り、明るく親しみのある、里山の様々な生きものが共存できる環境を取り戻すことができます。
男女問わず大人から子どもまで楽しんで取り組んでいただける、大人気の活動です。ノコギリを使って木を切り倒したときの爽快感、ぜひ味わってください。
ノコギリを使って、竹を切ります。竹林は古くから里山の代表的な植生で、農具や生活道具としてよく利用されてきました。しかし竹は成長が早く、放置されると密度がすぐに高まり、他の生きものが共存できない竹薮となってしまいます。竹林も里山の様々な生きものが共存できる環境を保つためには、適度な伐採が必要です。
竹は中が空洞なので誰でも簡単に切れます。切った竹の枝を払うのが気持ちよくて、時間を忘れて黙々と活動してしまうこともしばしば!
森の手入れの中でも特に重要で、一番多く行う活動でもあります。元々は、森での活動を行いやすくするために行っていましたが、現在は多くの種類の生きものが生息・生育できる環境を整えることを目的に取り組んでいます。よく下草刈りがされた里山には、かつて見られた四季折々の様々な山野草が咲き乱れる美しい光景が広がります。
カマやハサミを使っての草刈りは、経験のある方も多いのではないでしょうか? 地道な作業ながらも、森を豊かにし、達成感を得られる活動です。
クワやスキなどを使って田んぼを耕し、表面を平らにする活動です。田起こしには、土をやわかくする、肥料と土を混ぜる、雑草の発生を抑える、という目的があります。代かきには、田んぼの水もれを防ぐ、苗がむらなく生育するようにする、という目的があります。
体力のいる作業ですが、これなくしては田植えができません。クワやスキなどを使いこなしてみませんか?
苗を数本ずつ一定の間隔で植える活動です。みんなで一列に並んで、声をかけ合いながら植えていく光景は、初夏の里山の風物詩。ご家族や友人を連れて、東京の里山で田植え体験しませんか?
泥んこになりながら楽しんでもらえること間違いなし! 田植が終わり、小さな苗がきれいに並んでいる田んぼを見ると達成感でいっぱいに。
田んぼの周りの畔(あぜ)や田んぼの中の雑草をとる活動です。草に栄養をとられるのを防ぐ、稲の根を刺激して成長を促す、という目的があります。
苗が成長し、青々とした稲が並ぶ田んぼの風景はとっても爽やか。
カマを使って稲を収穫し、天日干しするためのはざを立てて、収穫した稲を干す活動です。収穫前、田んぼで風にゆれる稲穂も、はざかけされてぎっしりと並ぶ稲穂も、まさに実りの秋を感じさせる光景です。
稲をカマで刈るあの感触はとっても楽しい! はざかけされた里山の風景は心を和ませてくれます。
里山の自然をみなさまにわかりやすくご紹介します。一つひとつの里山に異なる色があり、楽しみ方やルールがあります。里山の奥深さをみなさまと共有するための重要な活動の一つです。
その場所だからこそ会える生きものや、なぜその土地でその植生が見られるのかなど、里山のことがわかれば、里山に行くのがもっと楽しくなりますよ。
木や竹などの里山の恵みを活用して、様々なものを作る活動です。日々の生活の中で使えるものや、昔ながらのおもちゃや楽器など、季節に合わせて作ります。
ものづくりが好きな人にはぜひおすすめ!親子での参加も楽しめます。